完全個別ドクター関塾 佐和駅前校

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県立高校入試問題分析 その5

 茨城県立高校入試問題の分析も5回目となり、今回が最終回となります。今回は理科のお話です。
 今年の理科の入試問題は、化学・物理・生物・地学の4つの分野から満遍なく出題されました。分野の内訳は以下の通りです。
 化学が全6問で22点の配点、物理が全7問で25点の配点、生物が全6問で22点の配点、地学が全8問で31点の配点で、全27問の出題でした。学年別の出題単元を分析すると中1で学習する単元から6問、中2が14問、中3が7問という内訳でした。分野別では地学の内容がやや多めに、学年別では中2で習う内容が半分以上出されました。
 出題形式別の分析は以下の通りです。
 選択問題(○×で答える内容真偽の問題2問を含む)が全27問中20問で70点の配点です。記述式問題が全2問で10点の配点。(ただし、その内の1問は4つの問いを完全正答しなければならない問題でしたので、形的には5問の出題。)計算問題が全5問で20点の出題でした。
 注目すべき点は、他の教科同様、選択問題が多い点が挙げられますが、更に目を引くのは計算問題の多さです。出題された内容も、「電気抵抗の計算(中2物理)」、「溶質の質量の計算(中1化学)」、「南中高度の計算(中3地学)」、「月面上における物体にはたらく重力の大きさと質量(中1物理)」、「空気中の水蒸気の質量の計算(中2地学)」とバラエティーに富んでいます。例年以上の計算問題の出題に、点数が伸び悩んだ生徒もいた事でしょう。
 理科における計算問題は、一般的に正答率が低く、苦手としている生徒も多いのではないでしょうか。しかし、点数全体の5分の1を占めているのですから看過することはできません。苦手意識のある生徒は、早めに学習に取り組んで、解法を習得、練習するようにしましょう。
 最後に選択問題の内容について言及したいと思います。基本的な知識を問う問題もありますが、総じて難度は高めという印象です。物質名や現象などの用語名を覚える事は当然として、それらに付随する内容も細かく覚える必要がある問題が多数出題されました。単元ごとに覚えるべき内容を深く掘り下げて知識を増やす事、広く深く学習する事が、とても重要になります。中学1、2年生は、受験生になってから覚えるのではなく、その単元を学習した時に詳細な所まで学習するようにしましょう。時間的余裕のある時期に覚える事により、表面的ではなく深層的に知識を蓄えることにより、対応できる問題が増えていくと思われます。新年度が始まったばかりです。これをきっかけに学習を始めてみて下さい。

定期テストの見直しを実施しましょう

 中学生の皆さん、今年度最初の定期テスト、お疲れ様でした。今は一息ついてゆっくりとしているところでしょう。テスト前にいろいろと頑張っていたと思いますが、テストが終わった今こそ大切なことがあります。それは、テストの見直しです。

 返却された答案は点数に目が行くと思います。勿論、点数も大切ではありますが、今後の為に出来なかった問題や分からなかった所の復習を今の時期に必ず実施しましょう。次のテストは勿論の事、近い将来に行われる高校入試問題に出題される可能性もあるのです。学校の先生が作成する定期テストには、生徒の皆さんにこの問題は出来て欲しいと先生方が意図して出題している問題も多数あります。熱の冷めない内に、点数に結びつかなかった問題の解き直しや復習を徹底して行ってください。
 
 茨城中、勝田中等校は6月の下旬には早くも次の定期テストが実施されます。大島中、田彦中も7月の中旬に前期期末テストが予定されています。今回のテストで出来なかった問題が再び出題される可能性もありますから、徹底した復習をして次のテストに臨みましょう。

 今月も定期テスト対策勉強会を実施します。対象となる中学校の生徒は是非参加して下さい。ワークや問題集を実施した後、出来なかった問題が多いところをテストして解き直しを行います。また、定期テスト対策講座も実施します。レギュラー授業だけでは足りない場合やレギュラー授業以外の教科で分からない単元がある場合などは積極的に受講して下さい。
 
 皆さんの成績向上の一助となるように講師一同、全力で手助けをしていきます。Dr.関塾を徹底的に利用して成績アップ、学力向上を目指しましょう。

英語?

この間「男はつらいよ」を観ていたら、こんなシーンがありました。

寅次郎「このコップは英語でなんて言うんだい?」
博  「兄さん、それは英語です。」
寅次郎「じゃあこのバナナは英語でなんて言うんだい?」
博  「それも英語です。」

昭和のこの時代でも英語は日常生活に浸透していたようです。
今ではもっと多くの英語が使われています。
「これは英語なのか?」そういう考えを持って言葉を見てみると
面白いかもしれませんね。

3月の教室長コラム

 受験生の皆さん、お疲れ様でした。受験勉強で培った努力は、これからの人生の糧となることでしょう。自分を信じて、これからの新しい生活を素晴らしいものにしてもらいたいと祈るばかりです。

 さて、話は変わりますが、3月より新年度体制に移行となりました。その中で新たに始めるサービスについてのお話をさせて頂きます。

 まず、一つ目の新サービスは、「無料フォロー講座」です。これまでは第5週目に当たる日は休校日とさせて頂きましたが、生徒の皆さんの学力向上、成績アップの一助になればと思い、教室を開放する事と致しました。実施内容は、数学受講者は計算力向上、英語受講者は英単語力向上、国語受講者は漢字力向上、理科社会の受講者は一問一答形式での基本知識の向上を目的とした演習講座となります。実施方法は、各自、計算練習・英単語練習・漢字練習・一問一答の自学演習を行い、合間、合間に確認テストを施して習熟度をチェックしながら進めて参ります。確認テストは満点を取るまで繰り返し実施しますので、成績向上に大いに役立つものと自負しております。

 次に案内させていただきますのが、「定期テスト対策勉強会」です。以前より実施しておりますが、新年度からは内容を少々変更する予定です。これまでは学校のワークを期日までに終わらせて提出することを目的とした勉強会を開いておりましたが、これからは成績向上に更に特化した内容に変更致します。新年度からは、ただワークを終わらせるだけでなく、間違い直しを徹底させ、「無料フォロー講座」と同様に繰り返し確認テストを実施する形式となります。こちらも満点になるまで確認テストを何度も繰り返して実施する予定でおります。
 
 レギュラー授業のみならず様々な講座やサービスを充実させて、皆さんの成績を上げることに尽力して参ります。皆さんの積極的な参加をお待ちしております。

県立高校入試問題分析 その3

 茨城県立高校入試分析の3回目です。今回は国語の問題についてです。
 受験生の皆さんは、国語の問題用紙を見て、まず驚いたと思います。なぜなら、昨年までは文学的文章から始まるのが通例だったにもかかわらず、今年は手紙の書き方を始めとする知識問題からのスタートだったからです。これで戸惑ってしまったという人は多かったのではないでしょうか。
 大問1で出題された知識問題の内容は以下の通りです。(一)の(1)は手紙の書き出しと結びの言葉を選ぶ問題。(2)は時候の挨拶。(3)は相手の安否を尋ねる文を書かせる問題。(4)は敬語の問題。(二)は漢字の総画数。(三)は漢字の読み書き問題。(四)は接続詞。(五)は慣用句が3問の出題。全13問で22点の配点でした。(一)の(3)に出された相手の安否を書かせる問題は4点の配点でしたが、その他は1~2点の配点でした。前述の安否の問題と漢字の読み書きの問題は記述式で、その他は全て選択問題でした。昨年は最後に7問、17点分が出題されましたので、問題数、配点共に増えたこととなります。この事より、文章の読解力もさることながら、語彙力を始めとする言葉の知識の重要性が増した傾向となりました。
 大問2は、文学的文章とそれを読んだ生徒が感想を述べ合った会の議事録を読み合わせて内容読解を行う問題でした。昨年もこの形式と同様の問題が出題されています。(1)から(5)まで全5問、25点の配点でした。1問が文の抜き出し問題、その他の4問は選択問題でした。難しすぎる事もなく適切な難度の問題と思います。
 大問3は説明的文章の読解問題です。本文とその内容をまとめたノートを見て、問題に答える形式で出題されました。昨年の説明的文章の読解問題と比較すると実にシンプルになった印象を持ちます。(一)(二)は本文中の空欄に適語を選択肢から選んで補充する問題。(三)は抜けた文を補うのに適正な場所を選ぶ問題。(四)は小問が2つあり、内容をまとめたノートの空欄に当てはまる語句を本文から抜き出す問題。(五)はノートの空欄箇所に入る適語を選ぶ問題。 (六)は本文の構成や論理展開について適切な選択肢を選ぶ問題。30点の配点で、選択問題が全5問、記述問題が2問の構成でした。
 大問4は古文の読解問題。設問の数が昨年の5問から8問と増加しました。(一)は歴史的仮名遣いの問題。(二)は内容に適した答えを選ぶ問題。(三)は空欄補充の問題。(四)は漢文において正しい返り点を選択する問題。(五)は本文に関した話し合いの文の空欄を補充する問題。様々なバリエーションの問題が出されました。
 全体的には、33問の出題中24問が選択問題、9問が記述問題でした。9問の記述問題の内、4問は漢字の読み書き、4問が書き抜き問題、1問が自分で文章を考える問題構成です。文章読解力や語彙力、言葉の意識など様々な分野の能力を測るように作成された試験となっております。また、昨年と同様に文章構成力を必要とする問題は1問のみでした。採点ミス対策の為の問題構成と思われます。今後もこの様な傾向は続くのではないでしょうか。

6月の教室長コラム

 中学生、高校生の皆さん、中間テスト、お疲れ様でした。ほとんどの中学校及び高校で5月中旬から下旬にかけて、今年度最初の定期テストが実施されましたが、成果は如何程だったでしょうか。良い成績だった生徒は「おめでとう、よく頑張りました」と、芳しくない成績の生徒には「次回は絶対挽回しよう。そのためにはもっと頑張ろう!!」というメッセージを伝えたいと思います。
 皆さんが頑張った今回の中間テストですが、何故ここまで一生懸命に取り組まなければならないのでしょうか。ほとんどの生徒が大事なテストであると理解していると思いますが、テストの結果が今後、どの様に関係してくるのでしょうか。今回は、それについて説明しようと思います。
 定期テストの結果が大切なのは、高校入試に大きく関わっているからです。
 県立高校入試における合否判定は、学力調査(入学試験)と調査書(内申書)の点数によって行われます。調査書の点数を内申点と言いますが、定期テストの結果が、この内申点に大きく影響しているのです。調査書(内申書)とは、一般的に通信簿や通知表、近年の小中学校では「あゆみ」と呼ばれている成績表の事です。国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術・家庭、外国語(英語)の9教科を5段階で評価し、各学年9教科×5点=45点、中学3年分の評定で45点×3年=135点満点となります。
 茨城県の公立高校入試は共通選抜入試と特色選抜入試に分かれ、募集定員数から特色選抜入試合格者数を引いた残りが共通選抜入試の合格者数となります。そして、ほとんどの生徒が受験する共通選抜入試の合否判定は、A群選抜、B群選抜の2段階選抜方式を採用しています。
 まず、3月に実施される学力検査(県立高校入試)の合計点数の順位が定員数の80%以内、調査書の評定(内申点)の順位が定員数以内という2つの条件を満たすとA群とされ、原則合格となります。以上の過程がA群選抜です。次にA群から外れた生徒とA群に入っても問題があるとみなされた生徒はB群となり、B群選抜に移されます。B群選抜は入試点数重視選抜と調査書重視選抜の2つの方法で合否判定を行い、各選抜方法の比率はそれぞれの高校が20:80から80:20の間で設定します。
 分かりやすくするため、佐和高の例を挙げて説明しましょう。佐和高の定員が240名で特色選抜合格者36名の場合、一般入試による合格者は240名から36名を差し引いた204名となります。原則合格となるA群に入るためには入試の合計点数が192位以内、調査書の評定(内申点)が204位以内に入らなければなりません。それぞれの順位内に入れば、見事合格となります。佐和高のB群選抜は学力重視選抜80%、調査書重視選抜20%です。仮に154名がA群となり、残りの受験者全員がB群となった場合、学力重視選抜の合格者は40名、調査書重視選抜の合格者は10名となります。(あくまで例として挙げた数ですので、誤解されませんようお願い致します。)
 どの様に定期テストの結果が高校入試に関わっているのか、ご理解頂けましたか。もちろん定期テストの点数だけで内申点が決まる訳ではありませんが、内申点を上げるためには定期テストの結果が重要であるのは間違いありません。
 内申点の重要性をより深く認識してもらうために、昨年の県立高校入試に当てはめて、更に説明しましょう。昨年度の入試において、ひたちなか市民が通学できる県北、県央エリアの高校で最も倍率が高かったのが水戸一高の1.82倍、次いで水戸工業情報技術科の1.75倍でした。今回は水戸工業情報技術科を例にとって説明したいと思います。
 水戸工業情報技術科の定員は40名。その内、特色選抜志願者が1名でした。仮に特色選抜の1名が合格者とすると、残りの定員は39名となります。全体の志願者数は70名。特色選抜の志願者1名を除く共通選抜での受験者数は69名となります。原則合格となるA群に入るには内申点の順位で69名中39位以内に入らなければなりません。69名中39位以内という数字は上位56.5%以上に入らなければならないということで、真ん中より上にいなければ残念な結果になる可能性が高いという事です。
 その様に考えると如何に定期テストが大切なテストなのか、理解できると思います。7月上旬には、前期期末テストが実施される学校も多数あります。気を引き締めて取り組みましょう。

県立高校入試実施状況報告書が発表されました

 茨城県教育委員会から3月に実施された令和5年度県立高校入試の実施状況報告書が発表されました。

 今回の入試の五教科及び各教科の平均点は以下の通りです。かっこ内の数字は前年の平均点です。

 五教科:289.98(286.21) 国語:69.94(78.05) 社会:63.87(61.48)
 数学:48.05(46.55)   理科:57.29(49.86) 英語:50.82(50.26)

 前年との点数差は以下の通りです。

 五教科:3.77増 国語:8.11減 社会:2.39増 
 数学:1.50増  理科:7.43増 英語:0.56増

 五教科全体では3.77点アップと前年よりやや易化したようです。教科別に見ると、国語が8.11点も減ったことと理科が7.43点増えた事が目を引きます。また、満点者や零点者の数でも特筆すべき点がありました。前年の国語の満点者が1,862名だったのに対し今回は346名に、数学の零点者が前年の308名から20名にとそれぞれ激減したことです。難易の極端化が多少是正されたように思う内容です。

 昨年度まであった小問ごとの正答率の開示は今度より廃止となりました。更に詳しい分析ができるデータであったので、廃止されたのは大変残念です。可能な限り詳細に分析し、追って述べたいと思います。

○○の秋

これからほぼ毎日更新していきます。
9割おしらせではないものになりますが・・・。

初回は「○○の秋」。
昔はよく「芸術の秋」「食欲の秋」などと言ったものです。
みなさんの場合、○○には何が入るでしょうか?
もちろん「勉強の秋」ですよね?
(私の場合は「食欲の秋」ですが。)

10月の教室長コラム

 涼しい風が吹く時期となり、勉学がはかどる季節となりました。今年は二学期制を採用するにあたり、次回の定期テストの実施が11月の中旬から下旬となる中学校が大多数となっております。空き期間がしばらくありますが、早めの段階から準備を進めて後期中間テストに臨みましょう。


 今回も前回に引き続き、内申点をアップさせる方法について述べて参りたいと思います。
 内申点の観点内容には「関心・意欲・態度」の項目があり、それを向上させる為の手段として「授業態度」「提出物」「小テスト」において、方法があることをお話しました。前回は「授業態度」について述べましたので、今回は「提出物」についてお話したいと思います。
 提出物として真っ先に思い浮かぶのが、学校で使用しているワークではないでしょうか。定期テストごとに期限内に提出するよう、どこの中学校でも行われているものです。我々学習塾の人間としては、この提出の重要性を十分に認識していますから、口が酸っぱくなる程、生徒に注意を促しています。提出物をあげることは最低限しなければならない行為であり、これを疎かにすることは、「内申点の向上は0」に等しいものであると考えてよいものです。
 ただし、生徒全員が提出物を提出した場合、差はつきません。提出しなければマイナスになるだけです。提出することが当たり前であるならば、他の生徒とどこで差をつければよいのでしょうか。
 それは、先生が喜ぶような内容で、そして、向上心が見て取れる内容で提出すればよいのです。
 生徒の皆さんは、どのようにワークを解いて提出していますか。解ける問題は自力でやって、出来ない問題は赤ペンで答えを写して提出していませんか。皆と同様な方法でワークを仕上げていたら、先生の目に留まるのは困難でしょう。先生に意欲を見せる事が重要となります。
 問題を自力で解くのは当然ですが、その後の方法を少し変化させてみましょう。出来なかった問題や間違えた問題の解き直しをするようにしましょう。その際にルーズリーフに解き直しをして、ワークに挟んで、合わせて提出するようにしましょう。また、解き方が分からない問題は「質問箇所」と書いた付箋を貼って提出してみて下さい。先生が対応してくれたらアピール成功です。(もちろん、分からない所があれば塾の先生に質問して下さいね。)
 実はこれ、私が推奨している勉強法の一つなんです。出来なかった問題、間違えた問題は必ず自力で解き直して下さい。自力で解けるようになって、初めて理解できたことに事になるのです。説明や解説を聞いて分かったつもりになっても、自力で解けるようにならなければ意味がありません。ぜひ実践してみて下さい。
 次回は、内申点アップさせる方法の「小テスト」についてのお話です。

平成28年度 県立入試の結果が出揃いました!

県立高校と合格した人数は以下の通りです。

・緑岡高校・・・1名
・水戸二高・・・2名
・桜ノ牧高校・・1名
・勝田高校・・・1名
・佐和高校・・・4名(全員合格!!)
・水戸商業・・・1名
・水戸工業・・・2名
・東海高校・・・3名
・勝田工業・・・3名
・日立工業・・・2名
・日立二高・・・1名
・水戸農業・・・1名
・海洋高校・・・1名