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県立高校入試問題分析 その4

 茨城県立高校入試分析の4回目は社会の問題についてお話を致します。
 問題構成は大問が4つで、大問1は地理、大問2は歴史、大問3は公民、大問4は三分野の混成で出題されました。各分野の問題数、配点は以下の通りです。地理が全10問で36点、歴史が全10問で38点、公民が全8問で26点。公民が地理、歴史と比較して出題数、配点共に少なかったことになります。因みに、昨年の問題の内訳及び配点は地理が全9問で30点、歴史が全10問で32点、公民が全12問で38点でした。昨年と比較すると公民の出題数、配点が減ったことが明らかです。
 解答形式に目を移せば、選択問題(正しいかどうか○×をつける内容真偽や並べ替え問題を含む)が全28問中25問。記述式の問題が3問という内訳でした。記述問題の中でも地名や用語で答える問題が2問、文章で答える問題が1問の出題でした。社会の試験も他の教科同様に選択問題が多いという印象を受けます。こちらも採点ミス対策の影響と考えられます。
 次に問題内容に言及してみましょう。今年度の社会の入試の特徴として、グラフや地形図などの資料の読取問題が5問も出題されたことが挙げられます。資料を正しく読み解く上で都道府県の場所や県庁所在地名などの社会の知識は勿論の事、割合の計算や文章の読解力などの能力も必要とされる問題が見受けられます。また、社会で学習する用語を答える問題では、細かい内容まで覚えておかなければ太刀打ちできないレベルの問題もあり、高難度と言えるでしょう。社会は暗記科目なので、他の教科に比べて短期間で成績が向上しやすい教科ではありますが、早めに対策を行い、知識を深堀することが高得点獲得の条件となるでしょう。